NFTアートが盛り上がりを見せてきて、「NFTアートを買ってみたい!」「自分のNFT作品を販売してみたい!」と興味を持つ方も多いと思います。
けれど、いざ販売・購入しようとすると、なにから始めたらいいのかわかりませんよね。
この記事では、NFTアートの販売・購入方法をまとめました。
- NFTアートを販売・購入するのに、まず何からやればいいの?
- NFTアートの販売・購入は、どこでできる?
- NFTアートの販売・購入の手順を教えて!
こんなお悩みの方は、ぜひ最後までごらんください。
NFTアート販売・購入に必要なもの3選
まずNFTアートの販売・購入に必要なものは次の3つです。
- 暗号資産(仮想通貨)取引所口座
- ウォレット
- NFTマーケットプレイスのアカウント
一つずつ解説します。
暗号資産(仮想通貨)取引所口座
NFTアートの売買には、暗号資産(仮想通貨)が必要になります。
暗号資産(仮想通貨)取引所に口座がない方は、まず口座開設をしましょう。
申し込み自体はネットですぐにできますが、口座開設の業者や本人確認の方法によっては、後日ハガキが届いてからの取引開始となる場合もあります。
実際のNFT売買がまだ先の話でも、暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設は先に済ませておきましょう。
おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所については、『 NFTアートにおすすめな暗号資産(仮想通貨)取引所5選【比較】 』で解説しています。
ウォレット
ウォレットとは、仮想通貨(暗号資産)のやり取りをするためのおサイフです。
NFTの売買に必ず必要です。金銭のやり取りは、このウォレットのアドレス宛に暗号資産(仮想通貨)が届いたり、こちらから送ったりします。
オススメのウォレットは、MetaMask(メタマスク)です。
使っている人が多いので、わからないときにもカンタンに調べることができます。
まだ作っていない方は『 暗号資産(仮想通貨)のウォレットとは?作り方の手順を解説【図解】 』をごらんください。
NFTマーケットプレイスのアカウント
NFTマーケットプレイスとは、NFTの売買を行なう市場のようなもので、個人同士が取引できます。
イメージとしては「メルカリ」のようなところです。
NFTマーケットプレイスはたくさんありますが、まずはOpenSea(オープンシー)に登録するのがオススメ。
なぜならOpenSea(オープンシー)が世界最大のNFTマーケットプレイスだからです。
OpenSeaの登録方法については『 NFT販売購入の第一歩!マーケットプレイスOpenSea登録方法 』で詳しく解説しています。
OpenSea(オープンシー)の使い方
それでは実際にOpenSea(オープンシー)を使ってみましょう。
OpenSea(オープンシー)初期設定方法
『 NFT販売購入の第一歩!マーケットプレイスOpenSea登録方法 』でも書いていますが、アイコンなどの初期設定を行なっておきましょう。
プロフィール画面で設定できるのは以下の項目です。
- Username:ユーザーネーム(本名じゃなくてOK)
- Bio:自己紹介
- Email Address:メールアドレス
- Links:Twitter・Instagram・自分のサイト
- Profile Image:画像サイズ350px✕350px最大100MBまで
- Profile Banner:画像サイズ1,400px✕400px最大100MBまで
赤枠の『ユーザーネーム』と『メールアドレス』は必須項目です。
他の項目は任意ですが、できるだけいれておきましょう。
OpenSea(オープンシー)の見方
販売・購入どちらの場合でも、まずはOpenSea(オープンシー)でどんな作品が出品されているのかをじっくり観察してみましょう。
OpenSea(オープンシー)の見方としては、大きく2通りあります。
- ランキングを見る
- カテゴリー別に見る
一つずつ見ていきましょう。
ランキングを見る
OpenSea(オープンシー)では、NFTの売上げランキングを公開しています。
いま売れている作品はどんなものがあるのか、価格はどれくらいで取引されているのか、などがわかります。
設定では、『期間』『カテゴリー』『ブロックチェーンの種類』で絞り込みすることができます。
カテゴリー別に見る
一口にNFTといっても、様々なジャンルのものが出品されています。
カテゴリー別にわかれているので、そちらで見てみるとわかりやすいですね。
みなさんがTwitterアイコンに使っているNFTアートは「 Collectibles 」で見ることができます。
私がいまNFTで一番注目しているジャンルですね。
NFTアート購入方法
NFTアートの購入方法を見ていきましょう。
「自分の作品を売りたいんだ!」という方も、まずはNFTを購入することをオススメします。
なぜなら、購入者視点を持つことが、NFT販売をするときに役立つからです。
NFTアートの探し方
NFTの探し方としては、主に2つあります。
- OpenSea(オープンシー)で探す
- Twitterなどで探す
OpenSea(オープンシー)で探す
OpenSea(オープンシー)では、フィルターで絞り込み検索ができるのですが、そのフィルターが表示される場所がわかりづらいのです。
コレクションから探す場合
好みのカテゴリーをクリック → コレクションを開く → コレクション一覧の左側にフィルターが表示されます。
検索窓に入力した場合
検索窓に入力 → 検索結果の一覧表示 → 一覧の左側にフィルターが表示されます。
OpenSea(オープンシー)全体からフィルターを表示させたい場合
トップページ検索窓の右側の『 Explore 』から『 All NFTs 』をクリック → 左側にフィルターが表示されます。
Twitterなどで探す
TwitterなどのSNSを使って、クリエイターを探す方法もあります。
作品の宣伝をされている場合も多いので、好みのNFTコレクションを見つけたら、フォローしておきましょう。
作品が出品されたときに、いち早く情報を受け取ることができます。
NFTを購入するときに見るべきポイント
NFTを購入する上で、私自身が大切にしているポイントは3つあります。
- 著作権を侵害していないか
- 価格と自分の予算が見合っているか
- 継続的に続いていくコレクションか
著作権を侵害していないか
NFTにおいても著作権を侵害していないかは重要ポイントです。
たとえば極端な例でいうと、ポケモンやドラえもんを自分で描いてNFT化してOKか?というと明らかにダメですよね。
そこまで有名な作品ではなくても、他の方が描いた作品をトレースしてNFT化することもアウトです。
ですが、NFTはまだ法整備が不十分で、中には他の人の作品で…とやっているヒドイ例もあるのです。
気に入った作品があっても、それは本当にその人のオリジナル作品なのかを確かめましょう。
価格と自分の予算が見合っているか
価格と自分の予算が見合っているのかも重要なポイントです。
人気クリエイターの作品は、やはり価格も高くなる傾向にあります。
自分の好みの作品で、予算に合うものを根気よく探しましょう。
継続的に続いていくコレクションか
NFTを「買って終わり」「自分がずーっと持っている」というなら構いませんが、二次流通や投資として考えたときに、コレクションが継続的に続いていくかは、大事なポイントです。
単発的なコレクションだと作品を見てくれる人も少なくなり、そうなるとその後の値上がりも難しくなります。
クリエイターの方の発信や活動内容も確認しましょう。
NFTの購入方法
購入する場合は、ウォレットに暗号資産(仮想通貨)を送金し、OpenSea(オープンシー)からウォレットに接続する必要があります。詳しくは『 暗号資産(仮想通貨)をウォレットに送金する方法【MetaMask】 』をごらんください。
購入方法は、次の3通りあります。
- すぐに購入
- オークション
- オファー
すぐに購入
NFTをすぐに購入したい場合は、買いたい作品の『 Buy Now 』というボタンをクリックします。
その作品の出品者が決めた値段で購入する場合、すぐに購入することができます。
オークション
オークション形式で出品されている作品を購入したい場合は、希望額を入れて入札してください。
期限終了時に一番高い値段を付けている人が、そのNFTを購入できます。
オファー
OpenSea(オープンシー)では、こちらから購入したい価格をオファーすることができます。
オファーは設定されている価格にかかわらず行なうことができます。
オークションと違うところは、必ずしも一番値段が高い人が購入できるわけではない、というところ。
オファーの中から誰に譲るかを選ぶのは出品者です。
いずれの場合も、購入時にはガス代と呼ばれる手数料がかかります。
NFTアート販売方法
OpenSea(オープンシー)でのNFT販売方法を見ていきましょう。
コレクション作成
アイテムを入れるコレクションを作成します。
OpenSea(オープンシー)の自分のアイコンから『 My Collections 』をクリック。
『 Create a collection 』をクリックして作成しましょう。
アイテム登録
出品するアイテムを登録します。
『 Create 』をクリックすると、この画面が表示されます。
作成した作品をアップロードして、アイテム登録をしましょう。
NFT出品
コレクション作成とアイテム登録が終わったら、NFT出品をしてみましょう。
出品方法は以下の2通りです。
- 固定価格
- オークション
固定価格
価格を決めて出品する方法です。
出品後に価格を上げることはできませんので、よく考えて価格設定しましょう。
オークション
オークション形式で出品する方法です。
オークションは、価格上昇式か価格下降式かを選択することができます。
ガス代は最初の1回だけ
ガス代と呼ばれる手数料を支払うのは、最初の出品の1回だけです。
まとめ:まずは実際にやってみよう
NFTの販売・購入方法についてみてきました。
NFTが盛り上がってきているとはいえ、まだまだハードルが高いことも確かです。
私自身もほんの半年前までは、NFTも暗号資産(仮想通貨)も自分には縁のないものだと思っていました。
少しでも興味があるのなら、今から少しずつでも実際にやってみましょう。
>>NFTについて詳しく知りたい方は【基礎編】からごらんください。