NFTアートの仕組みを知ろう!【基礎知識】

NFTアートについて見聞きする機会が増え、「自分でもやってみたい」と思いますよね。

今のうちにNFTの基礎的なことを知っておきたいという方も多いです。

そんな方のために、NFTアートを始めるために必要な基礎知識についてまとめました。

  • NFTアートに興味がある
  • いずれは自分でもNFTアートをやってみたい
  • 今のうちにNFTアートの基礎を知っておきたい

この記事を読めば、NFTの基礎知識が一通りわかります。

Rie

初心者の私にもわかるように、センパイが丁寧に教えてくれてます

センパイ

なるべくむずかしい言葉を使わずに説明してるので、読んでみてね

目次

NFTとは?

いま話題になっているNFTアート。

小学3年生が夏休みの自由研究で描いたドット絵に380万円の価値がついたというニュースで、NFTアートの名前を知ったという方も多いのではないでしょうか。

最近では高級スポーツカーメーカーであるマクラーレンが、自社の車に関するアートワークNFTの販売を計画しているとの発表がありました。

いろんな企業が続々と参入を表明しているNFTとはいったいなんなのでしょうか?

NFTとは『非代替制トークン』

NFTとは、『Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)』の頭文字をとったものです。

『Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)』とは『非代替制トークン』という意味で、『他のものと替えることができない』ということを表しています。

センパイ

例えば、Rieちゃんの500円とおれのの500円は交換可能だよね?

Rie

はい。価値は変わりませんからね。

センパイ

だけど、佐藤健のサイン色紙とおれのサイン色紙だとどう?

Rie

絶対交換したくありません!!

センパイ

Rie

それが非代替制ってことなんですね!

センパイ

そういうこと

NFTアートは普通のデジタルアートとなにが違う?

いままでもデジタルアートはありましたが、NFTアートとはなにが違うのでしょうか?

実はNFTアートもいままでのデジタルアートと変わりがありません

デジタルアートをNFT化することによって、NFTアートとなります

NFTアートにするメリットは以下の通りです。

  • たとえコピーされてもあなたの作品だと証明ができる
  • NFTマーケットプレイスで販売ができる
  • 二次流通をした場合でも、制作者に売上の一部が入る
Rie

二次流通って、買ってもらった絵が転売された場合のことですか?

センパイ

そう!いままでは最初に買ってもらったときの報酬以外はなかったから、転売されても売上の一部がもらえるって画期的だよね

もっと詳しく知りたい方は、 『 NFTアートとは?普通のデジタルアートとの違いをわかりやすく解説! 』をごらんください。

NFTアートの仕組み

デジタルアートをNFT化することによりNFTアートになります。

NFT化すると、その作品が唯一無二のものだと証明できるようになります。

それを可能にしたのが『ブロックチェーン』という技術です。

NFTを可能にしたブロックチェーン

ブロックチェーンとは2008年にサトシ・ナカモトという人物がコミュニティ内で発表した論文をもとにして作られた技術です。

この論文では、特定の誰かがデータを管理するのではなく、端末同士で直接やり取りができるPeer-to-Peer(ピア・トゥー・ピア)について書かれていました。

ブロックチェーンには、やり取りのすべてを記録することができ、この技術により2009年1月からビットコインの運用が開始されました。

ブロックチェーンの特徴

ブロックチェーンの特徴は以下の通りです。

  • 取引履歴がブロックに記録されチェーン状に一定方向につながる
  • ハッシュ化と呼ばれるデジタル情報の圧縮技術が使われている
  • チェーンは分岐できない
  • 多くのユーザーによって分散管理されている

これらの特徴により、改ざんが非常に困難といわれています。

NFT化とはブロックチェーンに情報を書き込むこと

デジタルアートをNFT化することにより、ブロックチェーンに情報が書き込まれます

この情報は改ざんすることができません。NFT化する=唯一無二のものだと証明できるようになるということです。

もっと詳しく知りたい方は、『 NFTアートの仕組み!非代替性を可能にしたブロックチェーンとは? 』をごらんください。

NFTアートと暗号資産(仮想通貨)の関係

NFTアートを売ったり買ったりするときに、暗号資産(仮想通貨)が必要になります。

なぜ暗号資産(仮想通貨)が必要?

NFTアートが売買されるのは、NFTマーケットプレイスというところです。これは、わかりやすく言うと「メルカリ」や「ヤフオク」のような場所で、個人同士が売り買いできる市場のような場所です。

そのマーケットプレイスで使われるのが暗号資産(仮想通貨)なのです。

暗号資産(仮想通貨)を使うメリット

暗号資産(仮想通貨)を使うメリットは次の通りです。

  • 国境関係なく送金できる
  • 送金手数料が安い
  • 銀行を通さず個人間でやり取りできる

NFTマーケットプレイスでは、世界中の人達が売買を行なっています。暗号資産(仮想通貨)を使うことにより、やり取りをスムーズに行なうことができます。

もっと詳しく知りたい方は、『 暗号資産(仮想通貨)をわかりやすく解説!NFTアートにどう関わってくるの? 』をごらんください。

NFTアートに使う暗号資産(仮想通貨)銘柄

暗号資産(仮想通貨)の銘柄は、なんと8,000種類近くあります。

有名なのは「ビットコイン」ですね。それ以外のコインは、ひとまとめに「アルトコイン」と呼ばれています。

NFTマーケットプレイスで使われる暗号資産(仮想通貨)銘柄

NFTマーケットプレイスで使われる暗号資産(仮想通貨)の銘柄は、イーサリアムというコインです。

たくさんあるコインの中でイーサリアムが選ばれるのには理由があります。

イーサリアムの特徴

イーサリアムの大きな特徴に『スマートコントラクト』という機能があります。

『スマートコントラクト』は、ブロックチェーン上にさまざまな契約を組み込むことができます。この機能により、契約の自動化が可能になるのです。

センパイ

二次流通をした場合に、制作者に売上の一部が入るっていうのは、このスマートコントラクトのおかげなんだ

『スマートコントラクト』では、仲介者がいらないのでコスト削減になる、契約の自動化により確実に取引ができるなどのメリットがあります。

もっと詳しく知りたい方は、『 NFTアートにおすすめな暗号資産(仮想通貨)の銘柄 』をごらんください。

暗号資産(仮想通貨)を買う前に知っておきたいこと

NFTの売買に必要な暗号資産(仮想通貨)ですが、買う前に知っておきたいことがあります。

取引所と販売所の違い

暗号資産(仮想通貨)取引所には、「取引所」と「販売所」があります。

取引所
販売所
  • 相手は個人
  • 暗号資産(仮想通貨)を売りたい人と買いたい人の希望価格が合えば取引が成立する
  • 相手は暗号資産(仮想通貨)交換業者
  • 設定されている金額でのみ取引が可能

取引所では、自分の好きな価格を設定できますが、その価格が相場とかけ離れていると取引が成立しないこともあります。

販売所では、設定価格ですぐに取引ができますが、取引所よりは価格が高くなっています。

どちらを選ぶかは人によりますが、初心者のうちは販売所の方が確実です。

もっと詳しく知りたい方は、『 暗号資産(仮想通貨)の取引所と販売所の違いってなに?初心者には? 』をごらんください。

手数料とスプレッド

暗号資産(仮想通貨)取引所を選ぶときに、違いが出てくるのが「手数料」と「スプレッド」です。

手数料

手数料の種類としては以下のようなものがあります。

  • 日本円入金手数料
  • 日本円出金手数料
  • 暗号資産(仮想通貨)入金手数料
  • 暗号資産(仮想通貨)出金手数料
  • 売買手数料

暗号資産(仮想通貨)取引所によって、かかる手数料はかなり違いますので、必ず確認をしましょう。

スプレッド

スプレッドとは、売値と買値の差額のことです。

これは「販売所」形式で使われるもので、この売値と買値の差額によって手数料の代わりとしているのです。

Rie

じゃあ手数料無料ってなっていても実質はこのスプレッドによって手数料を取られてる状態と同じってことですか

センパイ

そうだね。この差額が小さい暗号資産(仮想通貨)取引所を選ぶことが大事だよ

もっと詳しく知りたい方は、『 暗号資産(仮想通貨)の取引手数料が安い取引所【種類別に比較】 』をごらんください。

オススメの暗号資産(仮想通貨)取引所

暗号資産(仮想通貨)取引所に口座開設をする際に、選ぶポイントは以下の通りです。

  • 金融庁から許可を受けた業者を選ぶ
  • イーサリアムの取り扱いがあるか確認
  • 手数料&スプレッドがどのぐらいかかるか

暗号資産(仮想通貨)を安全に運用するには、金融庁に登録されている『暗号資産交換業者』と呼ばれるところを選ぶことです。

なにかあったときに、金融庁に登録されている業者ではない場合、補償もありません。

登録されている業者は、金融庁のサイトで見ることができます。

もっと詳しく知りたい方は、『 NFTアートにおすすめな暗号資産(仮想通貨)取引所5選【比較】 』をごらんください。

まとめ:NFTアートの仕組みを理解して実際にやってみよう

NFTアートの仕組みについて、基礎知識の解説を行なってきました。

これらが一通り理解できていれば、NFTアートに取り組むことができます。

ぜひ、次の『 NFTアートをはじめる準備 』で、実際にNFTアートへの準備をしていきましょう!

【基礎編の詳細記事はこちら】

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